【FOM出版vs日経BP】テキスト比較！最新MOS試験2013おすすめどっち？Excel2013

どっちのテキスト？SHOW！

こんばんは。横浜のパソコン講師の淳です。

最新のMOS試験2013について、
3月の同時期に　2社から対策テキストが発売されました。

FOM出版さんの「よくわかるマスター」と、
日経BP社さんの「MOS対策テキスト」です。

この2冊をどちらも購入して読んでみたので、
どちらが　どんな人におすすめなのか？という比較を
私なりにまとめてみたいと思います。

詳しさ・対象レベル別に比較

まず、『テキストの詳しさと、対象レベル』についての比較です。

FOM出版さんの「よくわかるマスター」は、
内容が詳しいしボリュームもありますが　中級者向けです。

日経BP社さんの「MOS対策テキスト」は、
初心者・入門者向けで親切ですが、「詳しさ」にやや欠けます。

なぜ、そう言えるのかというと・・・

わかりやすい例としては
テキストでの操作説明がありますね。

例えば、ある操作の説明について
日経ＢＰ社さんのテキストだと、

どのタブをクリックして、どのボタンをクリックすればいいのかを
画像で一つ一つ説明されているんですね。

▲こんな感じ（あくまでイメージなので、実際の記述とは異なります）

それに対して、
FOM出版さんのテキストだと、
『「挿入」タブの「テキスト」グループの「ヘッダーとフッター」ボタンをクリックします。』
・・のように、文章で説明されていることが多々あります。

ある程度Excelに慣れている人ならこれでも問題ないかもしれないですが、
初心者の方が独学で解読するのには　ちょっと大変かもしれません。

その代わり、そういう画像が少ない分、たくさんの詳しい周辺知識を記載できるんです。
一つの機能に対して、こんな事もできるよ、こんな設定項目もあるよ・・と、広げていく感じですね。

日経ＢＰ社さんのテキストは、
画像での説明が丁寧なだけに、ページの余白を多くつかっているため
詳しい周辺の説明は　ある程度ボリュームを抑えざるを得ません。

ただ、初心者の方にとっては　むしろ情報が多すぎると逆に混乱してしまう事も多いので、
このくらいシンプルな方が　かえって最適かもしれません。

目的・用途別に比較

次に、『目的・用途別』の比較です。

FOM出版さんの方は、前書きの部分で
『このテキストの対象は、ある程度Excelの基礎ができていて、MOS試験対策をしたいという人を想定しています』
という風な事が書いてあります。

また、『もし基礎的な勉強をしたい場合は、別途他のテキストで勉強してからにしてください』と。

なので、
「基礎を学ぶ」とかいう目的よりも、
「試験対策に徹する」という目的に特化させた、クールなテキストですね。

それに対して　日経ＢＰ社さんのテキストですが、
前書きの「学習の進め方」というページで
「もしExcelを基礎から勉強したい人は、このテキストを　こういう順番で読み進めることをおすすめします」
というガイドが書いてあったり、

「受験時のアドバイス」というページで、
MOS試験本番でどのような心構えで受験に臨んだら良いのか・・という受験アドバイスも書いてあります。
結構、面倒見が良い印象を受けますね。

【まとめ】結局どっち？

それでは最後にまとめます。

MOS2013対策テキストの2社比較ですが、

FOMさんのテキストは、詳しく簡潔に書いてあるテスト対策書。
ある程度Excelの基礎が固まっている人が、直球でテスト対策をするにはおすすめです。
ただ、まるっきり初心者の人がいきなりこれを読んでも難しいので、
他のテキストで基礎を固めておくことも必要かもしれません。

日経ＢＰ社さんのテキストは、
初心者向けに書いてあり、ボリュームを敢えて抑えてある参考書。
初歩を学びつつテスト対策をするのには向いていますが、
テスト対策に万全を期すならば　もうちょっと周辺知識を固める必要がありそうです。

いずれにしても重要なことは、テキスト学習だけにとどまらず、
今後発売される「模擬試験」を繰り返し練習することによって、
実戦的なトレーニングを十分に行って試験に臨むことをおすすめします。

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